旅をワクワクさせるものは何か?

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本文とは関係ないが、訪問した宮城峡蒸留所

最近は海外に限らず、国内へもよく旅行する。今年のゴールデンウィークは東北へ出かけた。そのとき、最近TVなどでよく見る長距離バスというものを使ってみようと思い、往復ともバスで移動した。近くを通ることはあってもまだ使ったことがない、うわさのバスタ新宿も使ってみたかったし・・・。
    この記事の目次
  1. 夜行便はいつもワクワクする
  2. 秘密めいた個室感
考えた日程は
  • 1日目:夜長距離バスで仙台へ(車中泊)
  • 2日目:朝到着、閖上の朝市へ。午後は鉄道で作並温泉へ(作並温泉泊)
  • 3日目:作並から鉄道で猪苗代へ その後郡山から長距離バスで帰京
というものだった。ゴールデンウイーク直前に東北行きを決めたにもかかわらず、バスも温泉宿も意外にすんなり予約できた。行きのバスは夜行便仕様のデラックスバス、作並温泉ではコストパフォーマンスが良い温泉宿に宿泊できた。おまけに作並温泉ではニッカウィスキー宮城峡蒸留所がすぐ近くにあり、当日予約をすることなく訪れたにもかかわらずテイスティングを含むツアーに参加でき、いいことづくめの旅だった。

夜行便はいつもワクワクする

いざ出発、自宅から池袋のバスターミナルへ(残念ながら出発はバスタ新宿からではなかった)。海外旅行とは違って大きなスーツケースを用意する必要がなく、着替えと洗面道具などを詰めたリュックサックだけの気軽な旅行だ。そのバスターミナルまでの道すがら、そして初めての夜行便の長距離バス乗車にとてもワクワクした。

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イメージ画像

さてここからが本題だが、

旅をワクワクさせるものは何だろう?


旅の目的そのものではない。旅を盛り上げる脇役、言ってみればスパイスみたいなものは何かということだ。
国内でも海外でも、行きたい所へ行ける、見たことがないものを見れるだろうということへの期待感、日常から解き放たれる解放感などで、年齢に関係なく誰しもがワクワクするものだと思う。しかし自分の場合は、それ以外に「夜行便」が重要なファクターだった。
東北への旅行では、池袋から仙台まで約5時間。普通新幹線ならもっと早く日中に移動できるにもかかわらず、敢えて夜行バスにした理由は、コストはもちろんだがこの「夜出発する」というワクワク感だ。考えてみれば今までの自分の旅行は夜行便が多い。

初めてのヨーロッパへの添乗は、成田夜発のエールフランスから始まった。また最近の出張ではエミレーツ航空で出かけることが多かった。エミレーツは日本発が夜10時過ぎのフライトでドバイに翌早朝着。乗り継ぎ時間が長いのは気になるが、その後のヨーロッパ各都市へのフライトはだいたい昼頃の到着となる。
夜行便の利点は欧州など長距離の場合、時差ボケになりにくいという点だ。7~8時間ずれているにもかかわらず到着は現地時間の日中で、時差があることを忘れさせてくれる。

また、成田空港が出来る前の羽田発の国際線はみんな夜発だった。だから自分と同世代の人達はみんな、海外旅行は全て夜出発という感覚を植え付けられ、この業界に入ってからも夜行便を利用できるとなると「あぁ、海外旅行に出かけるんだなぁ」という気持ちになった。

そう、自分にとって夜行便が旅行の原点だという点が、ワクワクさせるのかもしれない。

秘密めいた個室感

しかしワクワク感の理由はそれだけではない。自分のワクワク感には、もう一つ理由がある。
先日の東北へ行く際利用した夜行バスは、とりわけ女性客獲得のために夜間顔を隠すことが出来る「カノピー」というものが各座席についていた。自分にとっては顔を隠す必要はない。しかし、これによって頭だけではあるがそこだけプライベート感が増す。
また、以前出雲大社と玉造温泉への旅行に出かけた時は、帰りにサンライズ出雲という寝台列車で出雲から東京まで一晩かけて帰ってきた。このサンライズ出雲は、普通車指定席以外にシングルまたはツイン個室(正式には昔ながらのA寝台、B寝台というのだそう)がある。このときはゴールデンウィーク明けだったが、わずかしかないツイン個室が予約できず2人なのにシングル個室2部屋を利用した。シングル個室はさすがに2人で寝るには狭すぎるが、長い夜を酒を酌み交わしながら過ごすにはちょうど良い狭さだ。結局2部屋取っていながら、片方の部屋でずっと飲みながら朝まで過ごしたのである。

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サンライズ出雲のシングル個室

そう、ワクワク感は暗くてちょっと狭い、どこか秘密めいた個室感で増長する、と思う。

思えばこの感覚は、修学旅行にも似ている。仲の良い友人達と同じ部屋で寝泊まりすることの何とも言えない気持ちが、ワクワク感を増長させるのではないか。だからいつまでも寝るのが惜しくなり、誰もがまくら投げをしたり、夜中まで教師に隠れて話し込んだりするのだろう。

旅先の夜は秘密めいていて楽しいのだ。

こんなことを考えているのは自分だけかもしれない。でも、どんなファクターであれ旅はワクワクするものだ。それはTVで見る世界の絶景ではけっして得られない。

旅に出かけて、自分だけのワクワク感を見つけてほしい。
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