旅サラダで紹介している海外の旅~南アフリカを検証してみた~その2

ケープタウン

先週に続き、土曜日の朝にテレビ朝日系列で放映している「朝だ!生です旅サラダ」の1コーナー、「海外の旅」で南アフリカを取り上げていたので、内容を検証してみたい。

今週はケープタウンを中心とした内容だった。ケープタウンはアフリカ最南端に位置し、喜望峰とテーブルマウンテンで有名だ。だが、番組ではこの2つの名物はサラッとしか触っていない。主にケープタウンの町歩きやホテル、レストランの紹介だった。

ケープタウンの治安と町歩き

海外旅行の楽しみの一つは訪れた町をぶらぶらと散策することだろう。その点、この番組は町歩きを中心に案内しているため、ついつい自分が町歩きをしているように番組を見ることが出来る。

しつこいようだが、前回書いたとおり南アフリカの治安はまだまだ良いとは言えない。それでもヨハネスブルグやプレトリアと比べれば、ケープタウンは多少治安は良いようである。だいたい外務省の海外安全ホームページでの危険情報マップの色分けによると、これらの都市部は全てレベル1「充分注意してください」にとどまる。これは日本人が大好きなインドネシア・バリ島やフィジー(本島)と同レベルだ。一方テロが頻発している欧州各国(除く東欧)は危険度レベルはついていない。
外務省の発信する危険情報は、主に海外旅行者が遭遇しそうなスリ、ひったくり、置き引き、カード詐欺(たまに強盗や殺人事件のことが書いてある)に対するもので、近年の国際的な危険事案とは少し事情が違うようだ。

話が横にそれてしまったが、ケープタウンは町歩きをしても問題ないと言えそうだ。ただし一人で(特に女性)町歩きはやはり控えたほうが良い。

ヘルマナス(Hermanus、ハマナス?)とワイン

番組内では「ハマナス」と紹介していたが、一般的には「ヘルマナス」と呼ばれる海岸沿いの町。ホエールウォッチングが出来る場所として紹介されていた。この町は当社ウェブサイト「アフリカ乗馬ツアー」内の「ケープタウン・ワインルート乗馬」コースのサンプル日程内でも紹介している。日本ではなかなか聞くことが出来ないこのような小さな町にも、ホエールウォッチング以外に南アフリカの魅力がたくさんありそうだ。
それは南アフリカの魅力の一つ、ワインだ。観光局によると18の公式ワインルート、2の公式ブランデールートがあるそうだ。その一覧はこちらのウェブサイトに出ているので、参考にしてほしい。そして旅サラダで紹介されていたヘルマナス(ハマナス)も”The Walker Bay Wine Route”に含まれている町のひとつだ。

ホエールウォッチングやシーフード料理が楽しめる海岸沿いのレストランも良いが、ワインをたしなむ大人の旅人はぜひ南アフリカの上質なワインを味わってほしい。

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Owned and copyrighted by Tourism Grading Council of South Africa

ツアーではなく個人旅行で南アフリカへ行くには?

現在日本で販売されている南アフリカへのツアーには、おそらくヘルマナスのような小さな町への訪問は含まれていないだろう(もしあったなら、その旅行企画担当者の方、ごめんなさい)。ツアーは安全、リーズナブル、簡単だが、自由が効かないのが難点だ。

当社はオーダーメイドの個人旅行を中心に案内している。南アフリカへももちろん、グループサイズではなく個人旅行客を送客している。予め日程を決めていくとはいえ、旅人の希望や予算に合わせてオリジナルの旅行を組み立ててご案内するので、「ワインルートをすべて制覇したい」とか、「南アフリカでしか体験できないアクティビティを体験してみたい」などの希望に出来うる限りお応えするつもりだ。

南アフリカまでの行き方やどのような点に焦点を絞って旅行すればよいかのヒントを、当社ウェブサイト(下記)にて紹介しているので、合わせて参考にしてほしい。

来週放送予定の旅サラダでは南アフリカを出て、南部アフリカの国のひとつ、ボツワナへと行くそうだ。

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