マイレージやアライアンスに惑わされないエアライン選び

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カンタス航空
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年末年始の間、旅行に関する記事で興味を引くものがありました。BUSINESS INSIDER JAPANの12月28日付記事「世界で最も素晴らしいエコノミークラスを誇る航空会社ベスト10」です。

航空会社の格付けは今や珍しいことではありませんが、ファーストクラスやビジネスクラスの評価ばかりで、ほとんどの人が利用するエコノミークラスについてはとかく端折られがち。この記事で紹介されているのはイギリスの航空サービス格付け会社「スカイトラックス(Skytrax)」が行ったもので、「ランキングは105カ国、1987万人の旅行者による評価をもとに作られ、世界320以上の航空会社を搭乗手続きや座席の心地良さ、サービスの質といった49の指標で評価した」と書かれています。そのベスト10は大半がアジア系航空会社、中にはJAL、ANAなど日系航空会社も含まれます。そしてトップに評価されたのはタイ国際航空。筆者も何度か利用しており、この結果には納得です。興味がある方は記事をご覧ください。

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マイレージだけで決めてはいけない

さてここからが本題です。

普段旅行に出かけるとき、どのように航空会社を選びますか?

マイレージを貯めている人は、利用する航空会社はいつも決まっていることでしょう。また、パッケージツアーに含まれる航空会社で選ぶ人、あるいは旅行会社からの提案で決めている人もいるかもしれません。

そして、その旅行の満足度はどうでしたか?

マイルを貯めている人にとっては、旅行でマイルが加算され、後々別の旅行に特典航空券として使えることは充分満足に値することだと思います。しかし、その旅行で心から満足できたでしょうか?他の航空会社ならすんなり移動できるルートであるにもかかわらず、マイルを貯めるために乗り継ぎをしたり遠回りをしていませんか?目的が旅行ではなく、マイルを貯めることになってはいませんか?

また旅費を抑えるためにリーズナブルな航空会社を選び、その結果目的地に着くまでに疲れ切ってしまい、旅先で充実したバケーションを過ごせたでしょうか?「夜行き、朝帰り」パターンなど、特にリゾート行きの格安パッケージツアーにありがちですね。

旅行における航空会社選びは非常に重要なものです。旅の一要素でありながら、旅費の、また時間の大部分を占めるのは航空機。だからこそマイレージやアライアンスに惑わされることなく、上述のような視点も考慮の上で航空会社を選ぶことが、旅行の満足度に必要なことだと思います。リーズナブルでありながら快適さも併せ持つ航空会社を選ぶ、これがエアライン選びのポイントのひとつです。

旅行会社を利用せよ

次に、旅行会社は利益追及ばかりで旅行客に余計にお金を支払わせているわけではありません。商売として手数料を頂戴しているからには、旅行客にとって最適なルート及び予算にあう航空会社を選んで提案しています。航空券もホテルも自分でネット上で手配できる今でも、旅行会社の存在意義は多いにあります。単純往復ならいざ知らず、何か所か周遊するような旅行では旅行会社の専門的知識と手配経験が圧倒的に個人手配の域を上回ります。

以下記事では、ネットが生活の一部になった今、旅行も自分で組み立てることが出来ると書いていますが、それはある意味「本当に満足できる旅行が自分で作れるなら、どうぞ作ってみて下さい」という旅行会社側の気持ちも含まれています。それくらい本来旅行手配は複雑で難しいもので、ネットで簡単に手配できるのは単純往復の航空券とホテル手配くらいだということです。

航空券予約サイトは、ちょっと複雑なルートになるとけっして満足できる結果が出るものではなく、ホテルサイトは乱立しすぎているため、まずはサイト選びからしなくてはなりません。
そして、そもそもネットで手配する以前に、旅行会社勤務の人以外で旅程全体の時間的経過がわかっている人は実はほんのわずかです。自信を持って組み立てたプランでも、きっとどこかいびつで、現地に到着してから少しずつその「いびつさ」が予定をずれさせていきます。それは当たり前なことで、毎日旅行客のために無理のないスムーズな日程を組み立てている旅行会社の知識と経験にはかないません。旅行業はコンサルティング業であり、旅行する人ひとりひとりの要望を拾い上げて最適なプランを常に提供しています。

エアライン選びのポイントのふたつめは、旅行のプロである旅行会社を利用することです。

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まとめ

マイレージやアライアンスに惑わされず、旅行のプロである旅行会社の提案を利用する、これが快適かつ満足する旅行におけるエアライン選びのポイントです。
そして最も大事なのは移動だけではないこと。どの人にとっても旅には目的があり、航空機移動はその目的のための手段のひとつでしかありません。エアライン選びばかりに気を取られることなく、ご自身の旅の目的を大事に旅行をしてください。

その旅行は一度限りで、二度と同じ旅行は出来ないのです。

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