CILS A1の教材はどれ?独学で比較してNuovo Espresso plus 1を選んだ理由【イタリア語資格挑戦記③】

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ミラノ ドゥオーモ

ミラノ ドゥオーモ

前回の記事では、オンラインでのイタリア語講座に申し込み、レッスンが始まったところまでを書きました。

いよいよCILS A1試験に向けて本格的に勉強を始めることになりますが、まず気になるのが「どの教材を使うのか」という点です。

イタリア語学習の教材はいくつかありますが、CILS対策としてどれが良いのかを調べてみました。

今回は、CILS A1レベルの学習に使えそうな教材を比較し、最終的に私が選んだテキストについて紹介したいと思います。

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CILS A1の教材にはどんなものがある?

ネット上で実際にCILS A1を受けた人の記事は少なく、参考になる情報はあまり見つかりませんでした。独学で始める人が多く、何を使って学習したら良いのかなど、多くの人が参考書探しに苦労したようです。

一番多かったのは、シエナ外国人大学のCILSセンターのHPから過去問題をダウンロードして学習したという声でした。しかし公開されている過去問題は2017年の1回分のみ。これだけでは対策としては少し物足りません。

そこで「CILS A1 教材」で検索してみると、CILS A1レベルの教材は大きく分けて次の2種類があることがわかりました。

  • 総合テキスト
  • 試験対策問題集

総合テキスト

総合テキストとして適切とされているのは、主に以下の2つです。どちらも販売元のHPで最初のチャプターのサンプルを見ることができ、イタリア語のみで書かれています。

CILS対策問題集

試験対策として使える問題集もいくつかあります。総合テキストで基礎を学びながら、問題集で試験形式に慣れていくという学習方法が一般的のようです。

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CILS A1の総合テキストを比較

ここでは、CILS A1レベルの学習でよく使われている総合テキストを比較してみます。

Nuovo Espresso plus 1

筆者が受講しているイタリア文化会館の「イタリア語総合コース」で教材として使用されているもので、現在最も普及している現代的なイタリア語テキストです。

各課にはQRコードが付いており、そこからマルチメディア教材に簡単にアクセスできます。語彙を楽しく覚えられる練習問題や、理解を助ける動画解説など、復習をより効果的かつ楽しいものにしてくれます。(イタリア文化会館HPより引用)

「現在最も普及している」と言われている通り、比較的入手しやすいテキストです。シリーズとして Nuovo Espresso 2〜6まで出版されています。

Chiaro! A1 corso di italiano

イタリアにいる外国人向けに作られたイタリア語教科書シリーズです。

イタリア語を始めたばかりの人でも比較的早くコミュニケーションが取れるようになることを目指した教材です。初めてイタリア語を学ぶ人や、イタリア語に不慣れな言語圏の人にも学びやすいよう、レベルアップの進み方が比較的緩やかに設計されています。

CD付属。

このテキストはPLIDA認定教材として発行されていますが、CEFRの基準に沿っているためCILS対策としても利用できます。


両テキストを比べると

  • Nuovo Espresso plus 1
    → QRコードで音声ファイルやマルチメディア教材にアクセス
  • Chiaro! A1 corso di italiano
    → CDを使って音声学習

という違いがあります。

CDプレーヤーやCDドライブを備えたパソコンが減っている現在では、CDで学習できる環境が整わない人もいるかもしれません。

このほかにもいくつか教材は見つかりますが、日本で入手しやすく総合的なテキストとして考えると、この2つが有力だと感じました。

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CILS A1の問題集

次に、試験対策として使える問題集です。現在入手できるものは主に以下の2つです。

Quaderni CILS

シエナ外国人大学(Università per Stranieri di Siena)が発行する公式過去問題集です。CILS A1〜A2に対応しています。

学習者の状況や年齢に合わせて、主に以下の3つのバージョンがあります。

  • Modulo adulti in Italia(イタリア在住の外国人向け)
  • Modulo adulti all’estero(海外学習者向け)
  • Modulo ragazzi(子供・青少年向け)

内容は

  • リスニング
  • 読解
  • 語彙・文法
  • 作文
  • 口頭試験

と、本試験と同じ構成になっています。

Quaderni del PLIDA

ダンテ・アリギエーリ協会が実施するイタリア語検定 PLIDA のA1レベル対策問題集です。

構成は

  • 書籍+オーディオCD

聞き取り(Ascolto)、読解(Lettura)、作文(Scrittura)などを総合的に練習できます。

PLIDA対策教材ですが、CEFR基準に沿っているためCILS対策としても利用できます。

Nuovo Espresso plus 1を選んだ理由

この挑戦記の2回目で書いたように、自分にとってCILS A1試験を受けるレベルに到達するまでにはまだ時間がかかります。そのため、試験対策の問題集は後々検討することにしました。

そして、これからイタリア語を総合的に学習するテキストとして Nuovo Espresso plus 1を選びました。

理由は以下の通りです。

理由1:オンラインレッスンの指定教科書だった

独学のつもりがオンラインレッスンを受講することになりましたが、受講している「イタリア語総合コースA1」の指定教材が Nuovo Espresso plus 1でした。

これが最も大きな理由です。

理由2:単語・文法・リスニングをまとめて学べる

各チャプターごとに

  • 単語
  • ライティング
  • リスニング
  • 文法

がバランスよく配置されており、総合的に学習できる内容になっています。

理由3:QRコードで音声やマルチメディアにアクセスできる

QRコードを読み取ることで

  • MP3音声
  • クイズ形式の語彙練習
  • 解説動画

などのマルチメディア教材にアクセスできます。

理由4:章ごとに問題集が付いている

後半には各チャプターに対応した問題集が付いています。

SOLUZIONI(解答)はQRコードで確認する方式なので、解く前に答えを見てしまうことがありません。

Nuovo Espresso plus 1の構成

Nuovo Espresso

Nuovo Espresso plus 1は、オンラインレッスンで使う人だけでなく、マルチメディア対応のため独学にも適している教材だと感じました。

CEFRのA1レベルに沿って作られており、CILS A1の試験範囲も概ねカバーしています。

全体は 1〜10のチャプター に分かれており、それぞれ

  • コミュニケーション(表現)
  • 語彙
  • 文法

を体系的に学ぶことができます。

例えばチャプター1では

  • 挨拶
  • 自己紹介
  • 相手について質問する表現

などを学習します。

文法では

  • essere
  • avere
  • fare
  • stare

といった不規則動詞や、定冠詞、疑問詞、アルファベット、数字などを学びます。

まとめ:CILS A1の教材はNuovo Espresso plus 1がおすすめ

CILS A1の教材を調べてみると、総合テキストと試験対策問題集の2種類があることがわかりました。

その中で、これからイタリア語を基礎から学びたい人にとって最も使いやすい教材の一つが Nuovo Espresso plus 1 だと思います。

特に

  • オンラインレッスンでも広く使われている
  • QRコードで音声教材が使える
  • CEFR A1に沿った内容

という点から、CILS A1対策としても安心して使える教材です。

これからCILS A1を目指す人の参考になれば幸いです。

次回予告

実際の学習では、オンラインレッスンと併用しながらこのテキストを使い、語彙・文法・リスニングを少しずつ身につけていくことになります。

次回の記事では、Nuovo Espresso plus 1を使った具体的な学習方法や、日々どのように勉強を進めているのかについて書いてみたいと思います。

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