豪華列車の代名詞、オリエント急行 – ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス

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ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス1

アガサ・クリスティの小説、「オリエント急行殺人事件/Murder on the Orient Express」の舞台となり、映画では実際の列車の中で撮影された、ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス。

1881年の運行開始より実に1世紀以上、数々の伝説に彩られた豪華客車です。

2009年に定期運行は廃止されましたが、以来ベルモンド社が、特別列車として運営を引き継いでいます。

当社では、ベルモンドの豪華列車ラインナップのご案内とお申し込みを承っています。

ベルモンドが運営しているのは他にも、

  • イギリス・イングランドを中心に運行しているブリティッシュ・プルマンとノーザンベル
  • スコットランドを運行しているロイヤルスコッツマン
  • アイルランドを運行しているグランド・ハイバーニアン
  • アジアを運行しているイースタン&オリエンタル・エクスプレス

などがあります。また運河クルーズとして

  • ベルモンド・ボート(旧アフロート・イン・フランス、フランス)
  • ロード・トゥー・マンダレー(ミャンマー)

を運航しています。

いずれも、ベル・エポック調の豪華な車両と各地域の贅を尽くした食事、日帰りコースのブリティッシュ・プルマンとノーザンベル以外は、豪華なキャビン(客室)に宿泊出来ることが出来ます。高級ホテルにしかないバトラーサービスも魅力の一つ。

今回は、豪華列車の代名詞、ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレスに焦点を当てて紹介します。

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豪華列車の代名詞

ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレスは当初、ロンドン⇔パリ間での運行でしたが、シンプロン・トンネルの建造により、ベニス、そしてイスタンブールまで運行することになりました。

1920年代から1930年代に最盛期を迎えたこの豪華客車も、第二次世界大戦後は徐々に下火となり、1977年5月にその運行を停止しました。

ご案内の列車は1982年、当時の客車をオークションなどで購入、復元し、ベルモンド(旧オリエント・エクスプレス・ホテルズ・トレインズ&クルーゼス、2014年3月社名変更)として、再び運行を開始したものです。

寝台列車の楽しみは車内での食事にもあります。

昼間乗車を含め、いずれのコースも車内のお食事は全て料金に含まれています。

最高級の旬な食材を用いてフレンチシェフが調理し、スタイルの異なる食堂車両、コート・ダジュール、エトワール・ドゥ・ノール、ロ・オリエンタルのいずれかでお召し上がりいただきます。

朝食はコンチネンタルスタイルの他、南回りのコースでは特別朝食をご用意しております。車内にてお申し付けください。

昼は3コース・ランチ又はベリーニとともに3コース・ブランチを、夜はドレスアップして4コースディナーをお楽しみください。

アフタヌーン・ティーは各キャビンに運ばれてきます。

ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス2

レストラン・カー

ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス3

ピアノ・バー・カー

その他、ピアノ・バー・カーが連結されており、列車編成の中心に位置しています。

飲み物代は別となりますが、シャンパン・バーではテタンジェ、ローラン・ペリエ ロゼ、ルイ・ロデレール・クリスタルを含む、ヴィンテージシャンパンもご用意しております。

午後のひと時、食事の後など、居心地の良いスタイリッシュなひと時をお過ごしください。

オリエント・エクスプレスの豪華列車たる所以は、まさにその優美で、栄光の時代にさかのぼったような客車にあります。

個室のキャビンは、昼間はソファやフットスツール、小さなテーブルが置かれ、ソファは夜間二段寝台になります。

温水と冷水完備の洗面台には、アメニティがそろえられています。

ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス4

プルマンキャビン 1(日中)

古い客車を復元したため、シャワーはございませんが、磨き上げられた真鍮と寄木細工の美しいパネル、ふわふわのタオルとアイロンがきちんとかけられたリネン類は、まさに老舗のデラックスホテルのようです。

ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス5

プルマンキャビン 2(ベッド)

そして、2018年より新キャビン、ベッドルームとラウンジスペースに構成されたグランドスイートが連結されます。

モダンな快適さとアールデコの贅を、パリ・ヴェネツィア・イスタンブールにイメージした3室は、旅を一層特別で忘れられないものにしてくれます。

ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス6

グランドスイート

コースが充実

各列車とも、バラエティに富んだコースをご用意しています。

例えば、ロイヤル・スコッツマンは、スコッチウィスキーの故郷の各コースを網羅、蒸留所をめぐるスコッチ・モルト・ウィスキー4泊5日です。

スペシャル運行としてクリスマス・ランチコースやウィンブルドン、全英オープンゴルフがコースに含まれることがあります。

アジアの豪華列車、イースタン&オリエンタル・エクスプレスは、バンコク~シンガポール間の名所、クワイ川クルーズや世界遺産ジョージタウンの観光など、停車ごとに多彩な観光を用意しています。

フランスの運河をめぐるアフロート・イン・フランスは、海洋クルーズとは一味違ったリバークルーズが楽しめます。

ブルゴーニュのワイナリーやシャンパーニュ地方など、フランスをじっくり、ゆったり旅したい人にピッタリ。

特にワインの最高峰、グラン・クリュのワイナリー(ロマネコンティやシャンベルタンなど)をめぐるクルーズ「アマリリス」について、以下の記事で詳細にご案内していますので、合わせてご覧ください。

乗車料金には日程中の観光、宿泊代と日程中の食事代(一部飲み物代は別料金)が含まれています。

航空機での移動よりも便利で、クルーズよりも手軽な現地ツアーパッケージと言えるでしょう。

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その他の現地パッケージとのコンビネーション

当社では、オリエント急行のラインナップだけではなく、乗馬ツアーテニス観戦セントアンドリュースでのゴルフプレーなど、宿泊とイベントがパッケージされた現地パッケージを数多く案内しています。

これらの特別パッケージと豪華寝台列車を組み合わせることは、パッケージツアーでは実現できません。日本発着から旅行者の希望を組み合わせて計画する、オーダーメイド旅行が適しています。

一例として、以前承ったプランをご案内します。

日本からイギリスに到着後、ウェールズで1週間乗馬ツアーに参加し、その後ロンドン~ベニス間の移動にベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレスを利用。イタリア到着後は、鉄道を利用してフィレンツェ、ローマを周遊するというプランでした。

寝台列車の利点は、ベッドでゆっくり休みながら移動すること。

そして、空港までの移動を気にすることがないので、航空機移動よりも手軽です。

今日、世界各地に豪華寝台列車がありますが、そのさきがけとなり、かつ最も有名で、豪華寝台列車の代名詞でもあるオリエント・エクスプレスを、是非ご体験ください。

料金、コース、詳細は以下からご覧頂けます。

(画像・映像提供:Belmond

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