ヨーロッパ・ハイキング !|デビュー(準備)編

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ヨーロッパハイキング
Photographer ©Pascal Gertschen/Zermatt Tourism

若い海外トラベラーには理解できないかもしれませんが、歳を重ねるにつれてハイキングに出かけたくなります、必ず…。日本国内で何度か体験すると「もっと美しい風景の中で」とか、「海外で」という欲望も出てくるかもしれません。
しかし、海外でのハイキングはまだまだ敷居が高い、という人のために、個人旅行でハイキングを楽しむお手伝いをいたします。そして海外ハイキングなら、なんといってもヨーロッパが一番です。冠雪した美しいアルプスの山々と途中の牧草の緑のコントラストや、かわいらしい登山電車を眺めながらのハイキングは、日本の比ではありません。
いざ、ヨーロッパ・ハイキング デビュー!まずはハイキングの「基本のき」、出発前の準備からご案内します。

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ハイキングとトレッキングの違い

一言でハイキングといっても、トレッキングや登山とはどう違うのでしょうか?その答えは、想像の通り山を基準に分けられています。
トレッキングは主に山歩き、特に高山の麓を歩いて風景を楽しむことをいいます。日帰りのコースもありますが、山小屋に宿泊しながら周遊する数日程度のコースが多いのが特徴です。登山は文字通り、山頂を目指して登ることです。

一方、ハイキングは自然を楽しむために野山などを歩くことを指し、山に登る必要はなく平坦地が中心で、通常は日帰りの行程です。

ハイキング王国スイスでは、常時雪のある高山を歩くことを登山と呼び、それ以下は全てハイキングと呼んでいます。つまり、トレッキングもハイキングに含まれるということです。

ヨーロッパ・ハイキングにガイドは必須か

日本とは事情が違いそうなヨーロッパでは、ハイキングのためのガイドを手配しないといけないのでは?と思いがちですが、そんなことはありません。
公式ガイドを手配しなければいけないのは登山の時だけ、ハイキングにガイドは不要です。

ヨーロッパ(EU)共通の緊急電話番号

ただし、行程中まわりに人がいない場合があるので、緊急時の対策が必要です。そんなときには、ヨーロッパ(EU)共通の緊急電話番号112を覚えておくとよいでしょう。
112 – Digital Single Market – European Commission
EU加盟国どこからでも同じ番号で緊急時の通報が出来、警察、消防、救急の助けを求めることが出来ます。基本的には滞在中の国の言語で対応しますが、その言語が理解できない場合は英語で応答してもらえます。通報にかかる通話料は無料です。

やっぱりガイドつきが安心

もちろん、「初めてのスイス・ハイキングはやっぱり日本語のハイキングガイドについてもらいたい」という方にもお応えします。日本発着の個人旅行プランにハイキングガイドサービスを含めてご案内致しますので、ご遠慮なくお問い合わせください。

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ハイキング標識と地図

ヨーロッパハイキング2
Photographer ©Pascal Gertschen/Zermatt Tourism

個人旅行でスイスを訪れ、ガイドなしでハイキングをするのはまだまだ不安、というハイキング初心者のために、ここからはヨーロッパ・ハイキングデビューの国として最適な、ハイキングのすべてが整っているスイスを例にご案内します。

スイスのハイキングコースには、目的地の方向や所要時間、標高などが表示されたスイス国内共通の黄色の標識が設置されています(上記画像参照)。この標識に沿って歩けば、ハイキングガイドがいなくても個人でハイキングを楽しむことが出来ます。
また、各コースはレベルごとに設定されているので、自分の体力や脚力に合わせてコースを選ぶことが出来ます。一般的なコースは黄色の標識、ややハードな中・上級者向けコースは黄色に赤白の矢印になっています。青い線が入った標識は登山道、赤色の標識はサイクリング用なのでご注意ください。

事前にコースやレベルを確認するには、スイス観光局の公式サイトをご覧ください。英語のサイトですが、特に難しいことはありません。出発地から選んでコース詳細ページへジャンプしたら、マップで確認してください。

また、内容がほぼ同様のモバイルアプリもあります。このアプリはオフライン(通信不可状態)でも見ることが出来るので、自分のスマートフォンにアプリをインストールしておけば、現地に到着してから、またハイキング途中でも確認することが出来る優れものです。アプリのダウンロードは以下から。

達人に聞け

スイス・ハイキングは多くの人が体験しています。中には、長年スイスに通い続けた達人もいらっしゃいます。その方が開設したスイスアルプス・ハイキングのためのページをご紹介しておきます。何でもその道の達人に倣うことは、その道への近道です。

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